法要での喪主挨拶の完全マニュアル|通夜・告別式・精進落とし・法要の全場面を解説

喪主は葬儀から法要まで、さまざまな場面で挨拶が求められます。悲しみの中で何を話せばよいかわからない、という方のために、各場面の挨拶例文と押さえておきたいポイントをまとめました。メモを見ながらでも、伝えることが大切です。

01喪主挨拶が必要な場面一覧

場面タイミング目安の長さ
通夜の挨拶通夜の終わり1〜2分(300〜400字)
告別式後の挨拶告別式の終わり1〜2分(400〜500字)
精進落とし(開始)会食の始まり1分以内(200〜300字)
精進落とし(お開き)会食の終わり1分以内(200字程度)
四十九日・法要の開式法要の始まり1〜2分(300〜400字)
四十九日・法要の閉式法要の終わり1〜2分(400〜500字)

02通夜での喪主挨拶

通夜の挨拶は、参列者へのお礼と翌日の告別式のご案内が主な目的です。長くなりすぎず、感謝の気持ちを素直に伝えることを意識しましょう。

本日はご多用のところ、亡き〇〇の通夜にご参列いただき、誠にありがとうございます。喪主を務めます、〇〇でございます。

〇〇は〇月〇日、〇〇歳にて静かに息を引き取りました。生前に皆様からいただきましたご厚情に、心より感謝申し上げます。

明日は〇時より告別式を執り行います。ご都合がつかれましたら、ぜひご参列いただけますようお願い申し上げます。本日はありがとうございました。

03告別式後の喪主挨拶

告別式の挨拶は、葬儀での最後のご挨拶になります。参列・弔電・供花への感謝と、今後のご支援のお願いを伝えます。

本日はご多用のところ、亡き〇〇の葬儀・告別式にご参列いただきまして、誠にありがとうございます。

おかげさまで、無事に葬儀を終えることができました。皆様からいただいた弔電・供花・ご弔意に、深く感謝申し上げます。

故人が生前に賜りましたご厚誼に改めて御礼を申し上げますとともに、今後とも遺族に変わらぬご支援をいただけますよう、お願い申し上げます。

本日は誠にありがとうございました。

04精進落としでの挨拶

会食開始の挨拶(献杯)

本日はご参列いただき、ありがとうございました。粗宴ではございますが、故人を偲んでいただければ幸いです。

それでは故人のご冥福をお祈りし、献杯をさせていただきます。献杯。

お開きの挨拶

本日はご多用のところ、最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。皆様のおかげで、故人も喜んでいることと存じます。

お手元のお土産は、心ばかりのものでございます。どうぞお納めいただけますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。

05挨拶の長さ・話し方のコツ

  • 原稿は必ず用意する:感情が高ぶる場面では、メモを見ながら読むのは全く失礼ではありません。
  • ゆっくり話す:緊張すると早口になりがち。意識的にゆっくり、はっきりと。
  • マイクから口を離さない:特に頭を下げるとき、マイクから離れて声が届かなくなることがよくあります。
  • 最初と最後に一礼:挨拶の冒頭と終わりに一礼するのが基本的な作法です。

💡 泣いてしまっても大丈夫

挨拶の途中で涙が出ても、それは故人への深い愛情の表れです。少し間をおいて深呼吸し、続けてください。参列者は温かく見守っています。

06よくある失敗と対処法

緊張で言葉が出なくなってしまいました
一度深呼吸して、「少々お時間をいただきます」と一言断ってから原稿を見直しましょう。事前に声に出して練習しておくと、本番でも言葉が出やすくなります。
長くなりすぎてしまった場合は?
途中で気づいたら「以上をもちまして…」と締めの言葉に切り替えましょう。事前に最低限伝えたいこと(感謝・故人への思い・締め)の3点だけ確認しておくと安心です。
喪主以外の親族が代わりに挨拶してもよいですか?
高齢や体調不良など事情がある場合、子や兄弟が代わりに挨拶することも珍しくありません。その場合は冒頭で「喪主〇〇に代わりまして、長男の〇〇が…」と説明してから始めましょう。